接続
お/ご+一段動詞ます形+になる/になります
お/ご+五段動詞ます形+になる/になります
ご+サ変動詞語幹+になる/になります
意味
-
解説
相手あるいは第三者の行為・物事・状態等を立てて述べる尊敬表現です。
原則として和語には「お」、漢語には「ご」が付きます。ただし多少の例外もあります。
お/ご~になる
お/ご~になります
お/ご~になりました
※「お/ご~です」は事実を述べるときに使いやすく、「お/ご~になる/になります」は状況や状態に変化が起きるときに用いやすいです。
例文
(1) ピアノには自信があります。お聞きになりますか? ▶
我对自己的钢琴很有自信。您要听一下吗?
I am confident in playing the piano. Would you like to listen?
(2) お越しになる前にご予約お願いします。 ▶
来之前请预约一下。
Please make a reservation before you come.
(3) お客様がお見えになりました。 ▶
客人来了。
The customer has arrived.
(4) 社長は先ほどお帰りになりました。 ▶
社长刚才回去了。
The president has just left.
(5) 田中さんは結婚式にご出席になりますか? ▶
田中先生出席婚礼吗?
Will Mr. Tanaka attend the wedding?
(6) この料理をお作りになる前に、食材の下処理をしてください。 ▶
在制作这道菜之前,请先处理好食材。
Please prepare the ingredients before cooking this dish.
備考
尊敬語
・お/ご~くださる/ください
・お/ご~です
・お/ご~なさる/なさいます
・お/ご~になる/になります
・お/ご~になれる/になれます(可能)
・~ていらっしゃる/ていらっしゃいます/ておいでになる/ておいでになります
・~れる/られる/される(尊敬)
・~させてくださる/させてください
謙譲語Ⅰ・Ⅱ
・お/ご~する/します/致す/致します
・お/ご~頂く/頂きます(相手の行為に対する感謝)
・お/ご~頂けませんか/願えませんか(婉曲的に相手に行為を求める)
・~て頂けますか/て頂けませんか(婉曲的に相手に行為を求める)
・お/ご~申し上げる/申し上げます(伝達、依頼、祝い、謝罪…)
・~させていただく/させていただきます(自分の行為の許可を請う)
・~させてやって頂けませんか(自分の近い第三者に物事をさせることを相手にお願いする)
・~て頂けるとありがたい/て頂けると幸いです(相手がそれをしてくれたら非常に嬉しい)
・~ておる/ております(「~ている」の謙譲語)
丁寧語
・~です/~ます
・~てもよろしいですか/てもよろしいでしょうか(婉曲的に問い掛け、お願いする)
・~ございます(「~です」「~あります」の丁寧形)
コメント
コメント一覧 (2件)
ごちそうになる。の主語は自分なのですが、ご~になるは、尊敬語に作ります。自分の行為に尊敬語は使えません。
さて、ごちそうになる。は、どのように解釈すればよいのでしょうか?
>シマノさん
コメントありがとうございます~
「ご馳走になる」は尊敬語「ご~になる」とは関係ありません。
他の人から何らかの恩恵を受けるという意味の「~になる」であって、他にも「世話になる」があります!
「ご」や「お」は美化語や尊敬語です。
馳走になる→ご馳走になる、世話になる→お世話になる