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ポートフォリオとは?

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ポートフォリオ(portfolio)

 ポートフォリオ(portfolio)とは、学習者の学習過程で得た成果物や資料、それらに対する評価の記録などを収集し、時系列にファイリングしたもののことです。作文、レポート、テストの答案、作品、写真、実演の様子を録画したもの、それらに対する教師の評価、学習者自身の評価などがファイリングの対象になります。ポートフォリオはもともと書類を挟むファイル(紙ばさみ)を表します。成果物はファイルに保存して教師に提出されることから、ファイリングされたものをポートフォリオと呼ぶようになりました。成果物をオンライン上に保存する場合はデジタルポートフォリオと呼ばれることがあります。

 ポートフォリオは保存することが目的ではなく、学習者を評価することが主たる目的です。このようにポートフォリオを評価して学習者の学習状況を把握することをポートフォリオ評価(porfolio assessment)と言います。ポートフォリオ評価の結果は学習者やその保護者等に対して成長の過程や到達点、今後の課題等を示すのに役立ちます

ティーチング・ポートフォリオ

 ティーチング・ポートフォリオとは、「教員が何をどのように教えているかを文書にし、なぜそのように教えているのかを説明するために集められた資料」(※1: 87)のことです。集められる資料にはシラバス、各課の教案や宿題などの課題、配布プリント、テスト、授業の写真や動画、教師による授業日誌、学生による評価など、ティーチングにかかわる様々なものが含まれます。これらのティーチング・ポートフォリオは授業を行った教師本人や同僚の教師によって点検されることで、授業において何がうまくいって何がうまくいかなかったか、必要なものと不必要なものはなにか、どのように教えるべきであったかなどの評価を行えるようになり、より優れたティーチングを促進できる可能性があります。

参考文献

 臼井嘉一・金井 香里(2012)『学生と教師のための現代教育課程論とカリキュラム研究』257-258頁.成文堂
 永岡慶三・植野真臣・山内祐平(2012)『教育工学における学習評価』182-187頁.ミネルヴァ書房
 (※1)ラリー・キーグ(著)・マイケル・D・ワガナー(著)・髙橋靖直(訳)(2003)『大学教員「教育評価」ハンドブック』87-90頁.玉川大学出版部
 渡部淳(2019)『教育の方法・技術論』28頁.弘文堂




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