借用(borrowing)
他言語から語を借り入れて新しい語を造り出すことを借用(borrowing)と言います。借用先の言語がいわゆる外国語である場合は外部借用、外国語ではなく地域方言からの借用は内部借用と言います。以下は英語、ドイツ、中国語からの外部借用の例です。近年は中国語の「火锅」(huǒ guō)を借用して、日本語で「火鍋(ひなべ)」という語を造り出しています。
(1) キッチン (英語の kitchen)
(2) アルバイト (ドイツ語の Arbeit)
(3) 火鍋 (中国語の「火锅」huǒ guō)
内部借用の例としては、国立国語研究所(1985: 68)が次の例を挙げています。
(4) しんどい (関西方言からの借用)
(5) しばれる (東北・北海道方言からの借用)
なお、日本語の語種は、借用を経ずに元々日本語の中にあった語である固有語(和語)と借用した語である借用語に分けられ、借用語はさらに中国語から借用した漢語と中国語以外から借用した外来語に分けられます。
参考文献
国立国語研究所(1985)『語彙の研究と教育(下)』67-69頁.大蔵省印刷局

コメント