接続
動詞普通形+くらい/ぐらい~
イ形普通形+くらい/ぐらい~
ナ形語幹+な/だった+くらい/ぐらい~
名詞+だった+くらい/ぐらい~
意味
程度
主観的な判断
解説
話し手の主観的な判断や推測を述べる文型です。
前件にはある動作や状態の程度(過去のことや事実)が述べられ、後件ではその程度から推測される主観的な判断を述べます。
そのため、後件では「~だろう」「~でしょう」「~はずだ」「~と思う」などの話し手の推量を表す表現が呼応しやすいです。
例文
(1) あそこのケーキ屋、テレビで紹介されるぐらいだから、さぞ美味しいんだろう。
那里的蛋糕店,电视上都介绍过了,一定很好吃吧。
That cake shop over there must be delicious since it’s featured on TV.
(2) 死亡事故も発生しているくらいだから、使用の際は注意が必要だ。
因为已经发生了死亡事故,所以使用时需要注意。
As there have been fatal accidents, caution is necessary when using it.
(3) アレルギーは最悪死に至ることもあるくらいだから、決して甘く見てはいけない。
过敏最严重甚至会导致死亡,所以绝对不能小看。
Allergies can be severe enough to cause death, so they should never be taken lightly.
(4) 君は痩せ過ぎなぐらいだから、少し贅肉がついたくらいがちょうどいいよ。
你太瘦了,稍微有点赘肉就好了。
You are excessively thin, so having a little bit of extra flesh would be just right.
(5) 電池は今や格安で売られているぐらいなので、充電式の電池をわざわざ買う必要があるかどうかは疑問だ。
电池现在已经卖得很便宜了,所以是否有必要特意买充电式电池还是个疑问。
Batteries are now sold at such low prices that it’s questionable whether there is a need to buy rechargeable batteries.
(6) 痛い痛いと言って泣いているぐらいだから、あの子供に何かあったのだろう。
嘴里说好痛好痛还哭着,那个孩子出了什么事了吧。
Since the child is crying and saying it hurts, something must have happened to them.
(7) 「大は小を兼ねる」という言葉があるぐらいなので、作文では書けるだけ書くのが良い。
因为有“大能兼小”这样的词语,所以在作文中尽量写这个词语比较好。
There is a saying that “bigger can also encompass smaller,” so it’s best to write as much as possible in the composition.
(8) 彼女はA大学の首席だったぐらいだから、今頃とんでもない仕事に就いているんだろう。
她曾是A大学的第一名,所以现在从事着意想不到的工作。
Since she was the top student at A University, she must have landed an incredible job by now.
備考
「くらい」と「ぐらい」に違いはありません。どちらを使っても意味は同じです。
「くらい/ぐらい」シリーズ | 意味 |
---|---|
【N4文法】~くらい/ぐらい | ①量がそれに近い②程度③限定、最低限④蔑視、軽蔑、軽視 |
【N2文法】~のは~くらいだ/~のは~くらいのものだ/~のは~ぐらいだ/~のは~ぐらいのものだ | 後件の人物や状況でなければ前件が成り立たない |
【N2文法】~ほど~は~ない/~くらい~は~ない | 最高の程度 |
【N2文法】~くらいだから/くらいなので/ぐらいだから/ぐらいなので | 判断や推測 |
【N1文法】~くらいでないと/くらいでなければ/ぐらいでないと/ぐらいでなければ | 前件の程度を満たしていなければ物事の遂行が困難 |
【N1文法】~くらいなら/ぐらいなら/くらいならむしろ/ぐらいならむしろ | 前件よりも後件のほうが望ましい |
【N0文法】たかが~くらいで/たかが~ぐらいで | その為に~する必要ない |
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