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【練習問題】(95)直接受身

【練習問題】(95)直接受身

「受身」に関して、直接受身の例として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 先生にアドバイスされた。
 2 危ないから外出するなと言われた。
 3 ミスを隠したことを指摘された。
 4 私は心臓を銃で撃ち抜かれた。











解説

 直接受身と間接受身を見極める問題が来たら、省略されている補語を補完した後に能動文を作り、受身文と能動文の補語の数を比較してください。補語の数が一致していれば直接受身、一致していなければ間接受身です。

 選択肢1

 【受身文】(私が) 先生に アドバイスされた。 (補語2つ)
 【能動文】先生が (私に) アドバイスした。  (補語2つ)

 補語の数が一致しているので直接受身

 選択肢2

 【受身文】(Aが) (Bに) 危ないから外出するなと 言われた。 (補語3つ)
 【能動文】(Bが) (Aが) 危ないから外出するなと 言った。  (補語3つ)

 補語の数が一致しているので直接受身

 選択肢3

 【受身文】(私が) ミスを隠したことを (Aに) 指摘された。 (補語3つ)
 【能動文】(Aが) ミスを隠したことを (私に) 指摘した。  (補語3つ)

 補語の数が一致しているので直接受身

 選択肢4

 【受身文】私は (Aに) 心臓を 銃で 撃ち抜かれた。 (補語4つ)
 【能動文】(Aが) 私の心臓を 銃で 撃ち抜いた。   (補語3つ)

 受身文では「私は」「Aに」「心臓を」「銃で」の4つの補語がありますが、能動文にすると「Aが」「私の心臓を」「銃で」の3つになります。(「私の」「心臓を」と2つに分けることはできない点に注意してください。「の」で示された名詞は述語の補語にはならず、名詞と名詞の意味関係を表すものだからです)
 補語の数が一致してませんから間接受身、特に所有の「の」が現れていることから持ち主の受身と呼ばれるやつです。

 答えは4です。




コメント

コメント一覧 (2件)

  • 高橋先生、こんばんは。いつもお世話になりありがとうございます。

    この直接受身の問題について質問がございます。この数か月、アルクの問題集やヒューマンの対策本の問題などをやってみて、受身文の分類の仕方も複数あるということは知っているのですが、私は選択肢3と4で迷いました。迷った理由は、選択肢3にも4にもヲ格があるからです。

    (同じく分類の仕方によるところが大きいのではないかと思いますが)、受講した養成講座で、受身文の見分け方を次のように習いました。

    ………………………………………………………………………….
    ・受身文の中にヲ格がない → 1)受身文の動詞が他動詞→①直接受身文A
    ・受身文の中にヲ格がない → 2)受身文の動詞が自動詞→②間接受身文B
    ・受身文の中にヲ格がある → 1)主語と目的語の間に、所有・身体関係がない→②間接受身文B 
    ・受身文の中にヲ格がある 1)主語と目的語の間に、所有・身体関係がある→③持ち主の受身文C
    …………………………………………………………………………..

    ①直接受身文A:他動詞から作られる
     ・フォンさんは社長に呼ばれた。
     ・『サラダ記念日』は俵万智によって書かれた。
     ・私は先生に褒められた。
     ・娘は父に叱られた[動詞叱る自体に迷惑の意味があるが、迷惑の意味ではない]。

    ②間接受身文B(迷惑の受身):他動詞・自動詞どちらからも作られる。間接的に影響を受ける人が現れる。

    <自動詞の例>  
     ・花子は犬に吠えられた 。
     ・大家は住人に夜逃げされた。
     ・二人は海風に吹かれながら、砂浜にたたずんでいた[間接受身でも「迷惑の受身」ではない例]。

    <他動詞の例> 
     ・(私は)(〇〇建築会社に)家のすぐ隣に大きな高層ビルを建てられた[動詞建てる事態に迷惑の意味はないが、「私」は迷惑を受けるため「建てられる」。
     
     **間接受身でも「迷惑の受身」ではない例**
     ・子どもが描いたひまわりの絵を先生に褒められて、うれしかった。[ヲ格があり、自分が描いた絵ではなく、自分の子どもが描いた絵なので、主語と目的語の間に、所有・身体関係がないため、③持ち主の受身文ではなく②間接受身文]

    ③持ち主の受身:他動詞からつくられる(自動詞からはつくられない)。動詞によって迷惑の意味になる場合とならない場合があるが、迷惑の意味になることが多い。

    ・(私は)狼に手を噛まれた。
    ・パクさんは先生に感想文を褒められた。
    ・子供のころ、よく父にお尻をたかれたものだ。
    ……………………………………………………………

    選択肢3の文を少し変えて考えてみました。

    ・(私は)医者に血尿を指摘された。
    ・(私は)医者に中性脂肪が高いことを指摘された。
    ・太郎は(先生に)発音上の誤りが多いことを指摘された。
    ・太郎は(先生に)拍の誤りを指摘された。

    あくまで上述の見分け方で考えてしまっているのがよくないのかもしれませんが、選択肢3の文は間接受身文にあたるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

  • 度々申し訳ございません。選択肢3は間接受身ではないかと言い切ってしまったのがよくありませんでした。失礼いたしました。

    血尿も拍の誤りも、主体が所有している性質・特徴だと考えると、持ち主の受身とも取れるのではないかと思います。

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