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マニュアル敬語とは?

マニュアル敬語

 マニュアル敬語とは、「職場での言語使用、特に接客の場面での言語使用について具体的な言語表現などを示すもので、新入職員や臨時職員の指導に用いられるもの」(文化庁 2007: 9)のことです。具体的には「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」「1,000円になります」「1,000円からお預かりします」「お箸のほう、お付けしますか」「お値段、サービスさせていただきます」などが挙げられます。

 (1) 1,000円になります
 (2) ポイントカード、お持ちではなかったでしたか
 (3) ご注文、以上でお間違えなかったですか

 例えば(1)の「~になる」は、典型的には「雨が雪になる」のような変化を表す文型で用いられますが、ここでは変化の意味を無くし、あるいは薄くして会計の場面でも用いられるようになっていると考えられます。マニュアル敬語に関する文化庁国語科(2003)の調査によると、「お会計のほう、1万円になります」という表現が気になると答えた人が50.6%、「千円からお預かりします」が気になると答えた人は45.2%で、いずれも気にならないと答えた人よりも多いようです。

参考文献

 文化庁国語科(2003)『平成14年度 国語に関する世論調査
 文化庁(2007)『敬語の指針』(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf




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