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令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題6解説

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令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題6解説

問1 養成課程における模擬授業

 私は養成課程の模擬授業を経験したことはありませんが、様々な方から模擬授業のつらさを聞きます。指導する先生の要求が理不尽だとか、授業したあとにボロクソ言われただとか… でもまあ貴重な経験になるのは間違いなさそうです。

選択肢1

 これは間違いです。現職教師の授業が完璧なものであるという考え方は捨てなければいけません。先生一人ひとりやり方が違いますから、模擬授業では自分で教案を作って自分の方法でやる、ということを行います。この選択肢は間違い。

選択肢2

 違います。模擬授業をするのは受講生であって、現職教師ではありません。

選択肢3

 これが答え。養成課程の模擬授業では、1人の受講生が模擬授業をやっている間、ほかの受講生はそれを聞く学生役をつとめます。あるいは本物の学生が来ることもありますね。できるだけ実際の授業を模して行います。

選択肢4

 受講生はまだ資格がないので… 日本語学校の実際の授業に立つのはダメ。これは間違い。

 答えは3です。

問2 指導案の作成手順

 なんかよく分からない問題です。公式の答えは3なんですけど、選択肢3以外の順序でも別にできそうだなーって思ってしまって解説不能です。

問3 IRE/IRF型

 IRE/IRF型は、教室特有の談話形式を指します。談話分析の用語ですね。
 IRE/IRFとは、①教師の働きかけ、②学習者の応答、③教師の学習者の応答に対するフィードバックの3段階談話で構成される談話のことです。例えば次のような談話がIRE/IRF型。

 教 師 : Aさんの趣味は何ですか?
 学生A : 趣味はマラソンします。
 教 師 : 違います。「趣味はマラソンです」ですよ。

 まず教師が質問して(I)、学習者が答えて(R)、それに教師が反応します(E/F)。こういう談話の流れは普通我々の日常生活にないから、教室特有の談話としてIRE/IRF型と名付けられています。

選択肢1

 教師の発話で学習者の発話を引き出したあとに更に教師が反応する、ここまでがワンセットだからちょっと足りない! この選択肢は間違い。

選択肢2

 Xに質問したのにYから答えが来る? これはなんだろう。全く別物。

選択肢3

 これは単なる訂正フィードバックでは。

選択肢4

 これが答え。先生が学習者に質問して、その学習者の答えに対してまた先生が評価(Evaluation)、フィードバック(Feedback)するのがIRE/IRF型。

 答えは4です。

問4 授業検討会

 養成課程の模擬授業を行った後に、参加者たちで授業検討会を開くのは心理的にはつらいですけど一応良いこと。

 1 授業見学者と意見交換すると、教師側の反省点が見えてくるかも。これは良い。
 2 間違い。教師側の信念を伝える場ではなく、授業運営について検討する場です。
 3 どうしてこういう風な授業をしたか、ということにはその背景に個々人の考え方があると思うので、そういうのを話し合うのは良いことですね。
 4 授業で流れがスムーズでなかったりしたとき、見学者側はどう思っていたかなど意見交換すると理解が深まるので良い。

 答えは2です。

問5 授業分析

 授業検討会を通して意見をもらったら、自分の授業分析を行えるようになりますね。もっといい授業を作るヒントが得られるかもしれません。

 1 これが答え。
 2 学習者の作文や作品も記録の一つ。これは間違い。
 3 授業形態が変わったら、それに合う方法で記録したほうがいい。これは間違い。
 4 可能なら一字一句記録して分析したいですけどね、たぶんそれはできない。

 答えは1です。




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