【敬語練習問題】(57)一つの語について同じ種類の敬語を三重に使ったもの
一つの語について同じ種類の敬語を三重に使ったものの例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 おっしゃられる
2 ご覧になられる
3 おいでになられる
4 お召し上がりになられる
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解説
「敬語の指針」によると、一つの語について、同じ種類の敬語を二重に使ったものを二重敬語と呼びます。
しかし日本語には、一つの語に同じ種類の敬語を三重に使った例も見られます。
選択肢1
「言う」を「おっしゃる」にして、「おっしゃる」に「~(ら)れる」をつけた「おっしゃられる」は二重敬語です。
選択肢2
「見る」を「ご覧になる」にして、「ご覧になる」に「~(ら)れる」をつけた「ご覧になられる」は二重敬語です。
選択肢3
「行く」などを「おいでになる」にして、「おいでになる」に「~(ら)れる」をつけた「おいでになられる」は二重敬語です。
選択肢4
「食べる」を「召し上がる」にして、これに「お~になる」をつけたのが「お召し上がりになる」。この時点で二重敬語ですが、さらに「~(ら)れる」をつけた「お召し上がりになられる」は同じ種類の敬語を三重に使った表現です。
答えは4です。
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