接続
動ます形+こなす
意味
运用自如
掌握
善于
解説
動ます形に接続し、身につけた技術や能力で完璧に行うことを表します。「熟す」という漢字があてられますが、平仮名で書くのが一般的です。
乗る、使う、やる、歌う、踊る、弾く、着る等…、接続できる動詞はあまり多くありません。
例文(7)のように、「こなす(处理/做完)」と単独で用いることもできます。
また、例文(8)のように「数をこなす(做大量的工作)」のような定型表現もあります。
例文
(1) ギターを弾きこなしている姿はとても魅力的に見える。 ▶
熟练弹吉他的姿态充满了魅力。
The way he skillfully plays the guitar looks very attractive.
(2) 小物で変化をつけてスーツをセンス良く着こなしたい。 ▶
想要改变衬衫上的装饰品提高穿着的品味。
I want to stylishly wear a suit with small accessories to add some variation.
(3) 未だにスマホを上手に使いこなせている気がしない。 ▶
还没有灵活熟练地使用手机。
I still don’t feel confident in using a smartphone skillfully.
(4) 彼女は3ヶ国語を流暢に使いこなせる。 ▶
她能熟练地使用3国语言。
She can fluently handle three languages.
(5) 彼はどんな歌でも自分の歌のように歌いこなせる歌唱力がある。 ▶
他拥有无论什么歌都能像自己的歌一样熟练唱的歌唱能力。
He has the vocal ability to sing any song and make it sound like his own.
(6) 息子は初めて馬に乗ったのに案外乗りこなせている。 ▶
儿子第一次骑马,但是没想到骑得很熟练。
Despite it being his first time riding a horse, my son surprisingly handles it well.
(7) てきぱきと仕事をこなす人はかっこよく見える。 ▶
干脆利落的做完工作的人看起来很帅。
People who efficiently handle their work appear cool.
(8) 数をこなせばいずれ慣れる。 ▶
多做几遍,早晚会习惯的。
If you handle enough of them, you’ll eventually get used to it.
備考
特になし
コメント
コメント一覧 (6件)
例文(1)のギターは鋼琴じゃありません
「吉他」ですよ
>匿名さん
ご連絡ありがとうございます。修正いたしました。
すみませんが、「また、例文(8)のように「数をこなす(做大量的工作)」のような」後ろの内容は教えていただけませんか*.(*´͈ ˘ `͈*).*
>匿名さん
すいませんでした! 途中で切れていました。
修正しておきました。
一つの質問をお伺いしたいです。
「こなせる」と「こなす」はどんな違いがありますでしょうか。
「こなせる」は「こなす」の可能形だと理解していますが、そもそも「こなす」この単語はうまくできるという意味がありますから、うまくできるの可能形とは何なんでしょうか。
例文の4:
彼女は3ヶ国語を流暢に使いこなせる。
彼女は3ヶ国語を流暢に使いこなす。
私の理解では、この二つの文書の意味が同じです。ただアクセントは少しだけ違います。
前文:流暢に使いこなすことができることを強調したい感じです
後文:流暢に使いこなすことを強調したい?
でも、やはりほぼ同じ意味ではないかと思います。ますます分からなくなっています。
ご教示お願い致します。
スモモさん
「こなす」は自在に扱う、可能形「こなせる」は自在に扱える、という違いで良いんだと思います。
例えば「計画を立てるとその通りにこなさないといけない気になってしまう。」における「こなさないといけない」は、”物事を処理しなければならない”という意味であってここに可能の意味は含まれていません。「計画を立てたら予定通りにこなしたい」としても”物事を処理したい”の意でやっぱり可能の意味はなさそうです。こうして「こなす」を本動詞として用いる場合は可能の意味が含まれていませんから、可能の意味を表したい場合は可能形にして「予定通りにこなせる」と言う必要がありますね。
スモモさんが挙げられた例は「こなす」を本動詞ではなく補助動詞として用いています。「使いこなす」「乗りこなす」「着こなす」などと複合動詞の後部要素で使う形です。この形にすると「身につけた技術や能力で完璧に行う」「自由自在の処理する」という意味になっていて既に可能の意味が含まれていそうです。本動詞で「こなす」を使う場合とは形式上ちょっと意味が変わっていると思われます。
そのうえで「3か国語を使いこなす」と「3か国語を使いこなせる」の違いを言うとすれば…
「3か国語を使いこなす」は「完璧に行う/自在の処理する」に相当し、「3か国語を使いこなせる」は「完璧に行える/自在に処理できる」の違いに相当するんじゃないでしょうか。「完璧に~」「自在に~」の副詞が可能の意味を醸し出しているのであって、その後ろの動詞が辞書形でも可能形でも副詞のせいで可能の意味に感じられていますが、やっぱり可能形にすると可能の意味が強まる感じがします。スモモさんがおっしゃったように「使いこなせる」は可能を強調したいんだろうという認識で構わないと思います!