接続
名詞+としたことが
意味
像…那样的人,(竟然)…
作为…却…
解説
前項には人物を表す名詞が来て、後項ではその人が普段しないような失敗などの行動、そしてそれに対する驚きなどの感情を述べます。比較的身近な人物について述べることが多いです。
話者のその人物に対する評価はもともと高いからこそ、その人物がしてしまった意外な失敗に対する驚きのニュアンスを含みます。
既に発生したことにのみ使え、後ろにはよく「とは」や「なんて」と呼応します。更に「とは」「なんて」の後ろでは驚きなどの感想を述べますが、この部分は省略することができます。
慣用句として「私としたことが」という言い方があります。
いつもは失敗しない私が不注意から失敗してしまったことを意外だとして述べる言い方で、皮肉や謙遜にも使え、言い方によっては傲慢で偉そうな印象を与えることもあります。
例文
(1) いつも成績の良い彼女としたことが、大学入試に落ちるとは驚きだ。 ▶
学习成绩一直很好的她,竟然在高考的时候失误了,真是让人吃惊。
It’s surprising that she, who always has good grades, failed the university entrance exam.
(2) いつも慎重な彼としたことがこのような失敗をするとは。 ▶
一直很谨慎的他竟然也会失败。
It’s surprising that he, who is always cautious, made such a mistake.
(3) 私としたことが、こんな大きなミスをするなんて。 ▶
我竟然会犯下如此大错。
I can’t believe that I, of all people, made such a big mistake.
(4) 百戦錬磨の彼としたことが、うっかりして形勢を損ねてしまうとは珍しい。 ▶
身经百炼的他竟然会看不清形势而遭受损失,真是少见。
It’s unusual that he, with his extensive experience, carelessly jeopardized the situation.
(5) 業績も人柄も良い彼としたことが、今回の件ですっかり信用を失ってしまった。 ▶
业绩和人品都好的他,竟然在这次事情中丧失了所有信用。
It’s unfortunate that he, who had both good performance and a good character, has completely lost trust due to this incident.
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