モジュール型教材(module-type materials)
モジュール(module)とは、もともと工学などにおいて、ある一定のまとまりのある機能を持った部品やシステムなどの抽象的な基本単位を指します。言語教育においては、それだけで完結する授業一つ分(一課)をモジュールと捉え、複数のモジュールをまとめた教材をモジュール型教材を呼んでいます。
従来の言語教育では、ある課が終わったらその課で学んだことを踏まえて次の課に進んでいくような積み上げ式で行われています。この方式だと授業の順番を調整することは難しく、すなわち特定の課を飛ばして学びたいところだけ学ぶことができません。しかしモジュール型教材は、それぞれの課が前後の課と関係しないので既有知識にとらわれることなく、一課で完結するような授業が可能です。どれをどの順序で使うかを自由に決められるため、従来の言語教育では実現できなかった学習者のニーズに即座に対応できるメリットがあります。
参考文献
池上摩希子・太田垣明子・岡部真理子・小川京子・河野俊之・金城尚美・佐々木香代子・難波康治・丸山敬介(1998)『日本語教育 重要用語 1000』226頁.バベル

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