6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題6解説

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平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題6解説

1番

 主語は「自転車通学のいいところ」と名詞句なので、述語も「運動ができるところ(です)」と名詞句にすべきですが、「運動ができます」と動詞述語になっていて主語と述語がねじれています。
 答えはcです。

2番

 「駅前に出ます」が「駅前を出ます」となる誤りです。「を」と「に」の混同が見られます。
 答えはdです。

3番

 「財布が落ちています」が「財布が落ちてあります」となる誤りです。「ている」「てある」は動作局面を表すアスペクト表現だからアスペクトの誤り。
 答えはaです。

4番

 「無理はありません」が「無理がありません」となる誤りです。助詞に誤りが見られます。
 答えはdです。

5番

 「かざぐるま」を「かぜぐるま」とする誤りです。母音交替が起こっていません。
 したがって答えはcです。

6番

 「何か月か前に」というべきですが、「何か月間か前に」と言っています。不要な助数詞「間」があります。
 答えはaです。

7番

 「失われていきました」が「失っていきました」になる誤りです。受身表現を使っていません。
 答えはbです。

8番

 「砂糖をいれないで」が「砂糖をいれなくて」となる誤りです。「~ないで」は付帯状況を表す形式。
 答えはaです。

 




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