6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

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平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

1番

問1

 山田君の「いいよ」は文末が下降調のイントネーションで拒否を表しています。小林さんの「いいよ」は上昇調のイントネーションで同意を表しています。「いい」の意味の多義性について問う問題です。
 問1の答えはaです。

問2

 「いいよ」の多義性を問うために、必要最低限の語彙や文法だけを残して出題されています。
 問2の答えはcです。

2番

問1

 姉は「コンビニのプリンなんて出せないよ」と一旦否定しますが、「もうマズかったら承知しないからね」と最後は承諾しています。相手の意向を正しく判断する能力が必要となります。
 問1の答えはbです。

問2

 「だったの」「食べちゃった」「買ってきたのに」など、話し言葉特有の表現が多いので、それに慣れていない学習者にとって難しい問題です。
 問2の答えはd

3番

問1

 グラフの動向を聞き取る能力が必要になります。
 問1の答えはaです。

問1

 「売り上げを落とし」「横這い」「伸ばし」などのキーワードが分からなければ、グラフの動向も分からず答えに辿り着けません。
 問2の答えはdです。

 




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