【N1文法】~として~ない

接続

 名詞+として~ない

意味

 没有一…
 从来没有…过

解説

 「として」の前には1日、1人、1秒などの「1+数詞」の形が接続され、少しも存在しないことを表します。数量が少ないことを強調する文型です。

 「誰一人」「何ひとつ」「どれ一つ」は慣用表現で、それぞれ「誰」「何」「どれ」は省略可能です。

 「彼みたいな人は2人としていない」のように、稀少を表すために2を使うこともできます。

例文

(1) 一瞬として気が抜けない
     一点也不可以掉以轻心。
     You can’t let your guard down even for a moment.
(2) 誰一人として欠席は許されない
     谁也不准缺席。
     Not a single person’s absence is allowed.
(3) 彼みたいな逸材は今後2人として出てこないだろう。
     像他那样的卓越的人才以后不会再出现第二个了吧。
     A talent like him won’t come out again in the future, not even two people.

備考

 似ている文型「~たりとも~ない」は「1+数詞」の形を接続して数量が少ないことを表せますが、2の使い方はありません。

 ✕ 彼みたいな人は2人たりともない
 〇 彼みたいな人は2人としてない
     他那样的人不会再有第二个。
     There isn’t anyone like him, not even two people.




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