6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

令和元年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

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令和元年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

1番

 聴解問題では「『スマホやゲームをしている時間が長い』が、10年前に多かった『塾や勉強が忙しい』と逆転し、45%を占めています。」と言っていますが、グラフを見れば子どもが外で遊ばなくなった理由が一目で分かってしまいます。

 したがって問1の答えはc問2の答えはbです。

2番

 「~させる」「~させてもらってもいいですか」などのヴォイス・受益表現を知らなければ、誰から誰に電話するのか分かりません。
 また、聴解問題の選択肢では突然「ラーメン屋」や「魚屋」という言葉が出てきていますが、店名の「ライライ軒」の「軒」がラーメン屋に付きやすいこと、「うおまさ」の「うお」が魚であること等、特定の語に関する知識が無ければこれもまた解くことができません。

 問1の答えはd問2の答えはbです。

3番

 まずシンプルプラン(3500円)を安いと評価し、次にのんびりプラン(5000円)について朝ご飯があるのは良いと評価しました。その後欲張りプラン(12000円)については魅力的だけどちょっと高いと言っています。最後にリラックスプラン(7000円)を挙げ、「それもいいねえ。でもやっぱり”贅沢”にいかない?」と言って聴解問題が終わりました。最後の「贅沢にいかない?」という言葉からリラックスプランよりも高い欲張りプランを選んだことが分かるのですが、もし「贅沢」という語を知らなければ答えに辿り着くことはできません。

 また、この談話の中で「でも」「やっぱり」などの特定の語から談話の展開を推測していく能力が必要になります。

 問1の答えはa問2の答えはcです。




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