6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題6解説

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平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題6解説

問1 学習目標

 教室外でインタビューした結果をグループで報告し、まとめる作業です。入手した情報を整理して、説明する技能が必要になります。
 したがって答えは2です。

問2 アンナさんに対する助言

 アンナさんは「増税」の言葉が分からなかったために、「すみません。もう一度。」と言いました。これに対してアザマトさんは、「喫煙家の早田さん。」と、直前に行った内容を復唱するにとどまりました。アンナさんの「すみません。もう一度。」は「増税という言葉が分からない。」という意味になってアザマトさんに伝わっていないため、このようなやり取りになっています。具体的にどの言葉が分からなかったのか直接伝えたほうがいいです。

 したがって答えは1です。

問3 アザマトさんの改善が見られない事項

選択肢1

 コース前半では、「値上げ」「3名」「人」「反対」などと文末を名詞で終わらせていますが、コース後半では改善されています。

選択肢2

 コース前半では「関心します」「インタビューします」などと時制が不適切な表現がありますが、コース後半では改善されています。

選択肢3

 コース前半では「それで」の不適切な接続表現がありますが、コース後半では改善されています。

選択肢4

 コース前半では「たばこ喫煙するの人」と連体修飾の誤りがあります。コース後半でも「要らないのこと」「思うの税制」「分からないの言葉」などと発表しており、改善が見られないようです。

 したがって答えは4です。

問4 アザマトさんのコース後半で成長が見られた点

 1 「『税制』は国の税金システムのことです」のように、言い換えられるようになっています。
 2 「レジュメをお持ちでしょうか」など、聞き手に問いかけたりして話せるようになっています。
 3 発表にふさわしい、敬体で話せるようになっています。
 4 新しい情報を提供している場面はありません。

 したがって答えは4です。

問5 振り返りの時間における教師の留意点

 1 正しいです。
 2 発表の内容自体に触れたり、発表の良かった点や反省すべき点などにも触れた方がいいです。
 3 正しいです。
 4 正しいです。

 したがって答えは2です。

 




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