6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題6解説

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平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題6解説

1番

 「届いていませんか」が「届いてありませんか」になる誤りです。
 「いる」と「ある」は補助動詞で、この部分に誤りが見られます。

 答えはbです。

2番

 「高校生に気付かなかった」が「高校生が気付かなかった」になる誤りです。
 正用で現れる「に」は(広義の)対象を表す格助詞だから、答えはcです。

3番

 「もし行かないならお母さんが怒ります」が「もし行かないときお母さんが怒ります」になる誤りです。
 「もし行かないとき」が従属節副詞節)で、「お母さんが怒ります」が主節。この従属節部分に誤りがあります。

 答えはaです。

4番

 「日曜日だから」が「日曜日から」になる誤りです。
 名詞「日曜日」への接続が間違っています。

 答えはd

5番

 「うんどうぶそく」が「うんどうふそく」になる誤り。
 本来「ふ」は連濁して「ぶ」になりますが、そのまま連濁が起こっていません。

 答えはcです。

6番

 「あたま」が「あだま」になる誤りです。(津軽弁みたい)
 無声音が有声音になっています。

 答えはbです。

7番

 「黒いコート」が「黒いなコート」になる誤りです。
 イ形容詞「黒い」をナ形容詞だと勘違いしていて接続を間違っています。

 答えはaです。

8番

 「を減らすべき」が「を減るべき」になる誤りです。
 他動詞「減らす」と自動詞「減る」の混同が見られます。

 答えはcです。

 




コメント

コメント一覧 (2件)

  • 検定対策にいつも大変勉強をさせていただいています。
    7番目ですが、ナ形容詞「黒い」をナ形容詞だと思い、と記載されていますが、黒いはイ形容詞の記載ミスではないでしょうか。

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