平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(15)解説
(15)「ずに」の用法
「ずに」は動作・状態の否定を表したり、付帯状況を表したりします。
この場合は同じ付帯状況を表す「~することなく」に言い換えてみるのが一つの作戦。
1 〇お風呂に入ることなく寝る (付帯状況)
2 〇履き替えることなく出かける(付帯状況)
3 ✕見つかることなく困る
4 〇直すことなく使う (付帯状況)
5 〇どこにも寄ることなく帰る (付帯状況)
「~することなく」に置き換えられるということは付帯状況を表す「ずに」ということ。選択肢3はそれができないので付帯状況ではないようです。
じゃあ選択肢3の「ずに」は何かというと、動作・状態の否定。「見つからなくて」「見つからないから」などに置き換えられます。
答えは3です。
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