6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

形成的評価とは?

形成的評価(formative evaluation)

 形成的評価(formative evaluation)とは、学習過程で一区切りつく段階で行われ、その時点までの学習者の習得状況の把握および教授活動や学習活動を改善するための資料を得るために行う評価のことです。学習過程で一区切りつく段階とは多くの場合、その単元が終わった段階を指します。この段階で行われる小テストやアンケートなどは形成的評価をする目的で行われ、学習目標がどの程度達成されたかという情報を教師と学習者双方にフィードバックすることにより、教師は自身の教授活動の改善、学習者は自身の学習活動の改善に役立てます。

 ブルーム(Bloom,B.S.)は評価を教育活動における機能の面から診断的評価、形成的評価、総括的評価の3つに分類しました。形成的評価はその一つです。

参考文献

 石田敏子(1992)『入門 日本語テスト法』10-11頁.大修館書店
 平沢茂(2014)『改訂版 教育の方法と技術』177-178頁.図書文化社
 渡部淳(2019)『教育の方法・技術論』26-27頁.弘文堂




コメント

コメントする