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令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題13解説

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令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題13解説

問1 かたい表現とやわらかい表現

 1 「極めて」も「非常に」もかたい表現
 2 「だから」はやわらかい表現、「したがって」はかたい表現
 3 「全然~ない」も「絶対~ない」もやわらかい表現
 4 「共に」はかたい表現、「一緒に」はやわらかい表現

 答えは4です。

問2 レポートの構成

 1 これが答え
 2 レポートでは主観ではなく客観で述べます。これは間違い。
 3 テーマを選んだ理由は序論で述べる。これも間違い。
 4 引用した文献は全て参考文献に入れる。これは間違い。

 答えは1です。

問3 記号の使い方

 問題になっている『公用文作成の考え方』(魚拓)によると…

選択肢1

 18ページには「※」(米印又は星)の使い方として「見出し、補足的事項の頭に付けて、目立たせる 等」と書かれています。この選択肢は不適当。文の流れを切って間を置くのは「―」(ダッシュ)。

選択肢2

 同じく18ページには「~」(波形)の使い方として「時間や距離などの起点と終点を表す。「から」「まで」を表す 等」と書かれています。この選択肢は間違い。項目とその説明等を区切るのは「:」(コロン)。

選択肢3

 同じく18ページには「!」(感嘆符)の使い方として「感動や強調、驚きなどを示す 等」と書かれています。この選択肢は間違い。数字やローマ字による表記をつなぐときに用いるのは「‐」(ハイフン)。

選択肢4

 同じく18ページには「/・/」(スラッシュ)の使い方として「引用文の改行位置を示す。文節など文の区切りを示す。対比する 等」と書かれています。この「対比する」がポイント。たとえば「痛む/傷む/悼む」などが挙げられています。これが答え。

 答えは4です。

問4 音声言語と文字言語

 こういう問題ってどこから出題されてるんでしょうね。音声言語と文字言語の機能について論じている書籍があったらぜひ読んでみたいです。

選択肢1

 文字は古来より、たとえば壁とか石に文字を刻んだりして内容を後世に伝達するために用いられてきました。日記でもそうだし、ネットの記事なんかもそうです。時間も場所も超えて情報を伝えられます。しかし、読んだ人が書いた人に何か情報を伝えられるわけではないので、その情報は一方的です。この選択肢が答え。

選択肢2

 瞬間的に生じるのは音声言語。発声器官を使えばすぐ生じます。だから情報の伝達を即時に行えます。この選択肢の記述は文字言語ではなく音声言語の記述です。間違い。

選択肢3

 音声言語だと話したそばから消えてしまいますが、文字言語だったら情報の種類によって書く場所を変えたり、つまりは箇条書きにしたり、同じ情報を同じ位置にまとめて書いたり… みたいなことができます。そういうふうに整理するには文字言語が向いていると思います。この選択肢は間違い。

選択肢4

 音声言語の発話労力と文字言語の書記労力を比較すると、やっぱり圧倒的に文字言語のほうが大変だと思います。書くという作業は時間がかかります。その時間の中で書く内容を整理することで、自分が伝えたいことをより正確に伝えられるようになる。うっかり口が滑ったみたいなことは文字言語では起こりにくいということがありますから、この選択肢の内容は文字言語の記述です。この選択肢は間違い。

 答えは1です。

問5 文法的な結束性

 文と文の間の結びつきを結束性と言います。

選択肢1

 2文目に現れる「兄」と「弟」という語彙は、1文目の「兄弟」と語彙的に関連しており、1文目と2文目の結束性を高めています。しかしこの結束性は語彙的な結束性であり、文法的な結束性ではありません。この選択肢は間違い。

選択肢2

 2文目に現れる「少女」は1文目の「女の子」と関連していて、1文目と2文目の結束性を高めています。しかしこれは語彙的な結束性であって文法的な結束性ではありません。この選択肢は間違い。

選択肢3

 2文目の「白くておしゃれなの」の「の」に注目。この「の」は先行文脈で現れた名詞を繰り返すときに使われる形式です。例えば「嫌いな食べ物はピーマンです。他にも嫌いながあります」などと言うとき、この「の」は先行文脈に現れている「食べ物」の代わりになっていますよね。つまり、この「の」は1文目の「セーター」の代わりとして機能しています。これは語彙的ではなく、文法的に結束性が高まっている例です。この選択肢が答え。

選択肢4

 1文目にも2文目にも「本屋さん」という語彙があるため、二つの文の結束性が高まっています。しかしこれは語彙的な結束性。文法的な結束性ではないから、この選択肢は間違い。

 答えは3です。




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