令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題14解説

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令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題14解説

問1 海外の日本語学習者数

 統計情報は「2018年度 海外日本語教育機関調査」にあります。

 海外の日本語学習者が多いのは、上位から中国、インドネシア、韓国です。
 答えは1です。

問2 機関別の傾向

 教育段階別に見た日本語教育機関数は、初等教育1,747機関、中等教育8,669機関、高等教育3,541機関、学校教育以外 5,504 機関となっており、 中等教育段階で日本語教育を実施する機関の数が最も多くなっている 。今回調査では中等教育で日本語教育を実施している機関の数は増加しているものの、それを上回る割合で 学校教育以外の機関の数が増加している

 答えは2です。

 参考:2018年度 海外日本語教育機関調査
 参考:2015年度 海外日本語教育機関調査

問3 学習目的の1位と2位

 25ページにはこのように書かれています。

 2018年度調査において、世界の日本語教育機関が在籍する学習者の学習目的・理由として挙げた項目のうち最も回答多かったのは「 マンガ・アニメ・J-POP・ファッション等への興味 」(66.0%)であり、実に全世界の三分の二の機関が挙げている。続いて二番目に多いのは「 日本語そのものへの興味 」(61.4%)であり…

 したがって答えは2です。

 参考:2018年度 海外日本語教育機関調査

問4 日本語パートナーズ事業

 ホームページにはこのように書かれています。

 ”日本語パートナーズ” は、アジアの 中学・高校 などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業の アシスタント や、日本文化の紹介を行います。

 ミャンマー、ベトナム、ラオス、タイ、カンボジア、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、台湾などの地域に派遣されていて、確かに主にASEAN諸国を対象にしています。
 したがって答えは3です。

 参考:日本語パートナーズ | 国際交流基金アジアセンター

問5 日本語学習者のためのウェブサイト

選択肢1

 「くりっくにっぽん」を見てみたら、日本に関するいろんな動画が見れました。選択肢2の「内容」がくりっくにっぽんのものだと思います。

選択肢2

 「かすたねっと」は帰国・外国人児童生徒教育のための情報検索サイトです。文書や日本語指導、特別な配慮をした教科指導のための教材等、様々な資料を検索することができます。

選択肢3

 「みんなの教材サイト」は日本語教師支援のための素材提供型サイトです。

選択肢4

 サイトにはこのような説明が…

 「みなと」では、さまざまな日本語オンラインコースを受講できます。「みなと」のオンラインコースはいつでも、どこでも日本語の学習を始めることができるので、近くに日本語の教室がなくて諦めている人、忙しくて教室に通う時間がない人、日本語を始めてみたいけれど、少しドキドキしている人、そんな人たちに最適の日本語学習の場です。レベル、コースタイプ、学習カテゴリ、解説言語などから選んで、自分のニーズに合うコースを受講してみてください。

 「オンラインコース」「レベル」などの語が一致しています。これが正解。
 参考:JFにほんごeラーニング みなと |国際交流基金

 答えは4です。

 




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