6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題7解説

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平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題7解説

問1 学習者Aのニーズ

 1 旅館に泊まりたいようですが、パンフレットを読めるようになりたいというわけではありません。
 2 コンビニでアルバイトをしているので、お客さんとのやり取りも少なくありません。質問に応じられるようになるのは学習者Aのニーズです。
 3 値段交渉に関する内容は<資料1>から読み取れません。
 4 カラオケで歌いたいだけで、歌詞を書けるようになる必要まではありません。

 したがって答えは2です。

問2 ビデオレポート作成の際に必要な技能

 1 インタビューするので、相手の都合を聞くのは必要な技能です。
 2 ビデオレポートを作るために、正確に聞き取る能力が必要になります。
 3 聞き取れなかった部分を聞き返す技能は必要です。
 4 社員食堂の人気メニューについてまとめるのに、自国で人気のある料理の作り方は関係ありません。

 したがって答えは4です。

問3 学習者Cに対するアドバイス

 1 学習者Cは知り合いに韓国の伝統音楽を教えたいと言っていますので、その演奏方法を実際に日本人に教え、ビデオレポートとしてまとめる活動は有意義です。
 2 この活動の目的は日本人や他の学習者と日本語を使ってコミュニケーションを行うことです。ウェブサイトで情報収集する過程においてそのようなコミュニケーションは発生しません。
 3 この活動の目的は日本人や他の学習者と日本語を使ってコミュニケーションを行うことです。資料を見てまとめるのは目的に沿いません。
 4 目的は日本人に日本語を使ってコミュニケーションを行うことですので、韓国人にインタビューする必要はありません。

 したがって答えは1です。

問4 日本語のレベルに配慮した活動

 1 適当です。他の学習者と日本語を使って話し合うという目的を達成できます。
 2 適当です。他の学習者と日本語を使って話し合うという目的を達成できます。
 3 適当です。他の学習者と日本語を使って話し合うという目的を達成できます。
 4 日本語を使ったコミュニケーションを行うことが目的なので、母語訳を読む必要はありません。

 したがって答えは4です。

問5 教師が留意すること

 1 正しいです。
 2 日本人の日本語が分からなかったら、素直に聞くべきです。
 3 正しいです。学習者の負担を減らすために必要です。
 4 正しいです。あらかじめ準備しておくことで、活動がスムーズに進みます。

 したがって答えは2です。

 




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