プレースメント・テスト(placement test)
プレースメント・テスト(placement test)とは、学習者を学習者の能力に見合ったレベルのクラスにプレースメント(クラス分け)するために実施するテストのことです。このテストは入学時に適切なレベルのクラスに組み分けるための使用されるだけでなく、進級時にその学習者がさらに上のレベルのクラスに組み分けても問題がないかどうかを判断するためにも使用されます。プレースメント・テストは学習者数やクラス数が少ない教育機関であれば簡単な面接などで済まされますが、たくさんの学習者やクラスがある教育機関では必須です。プレースメント・テストが適切に作られずプレースメントも適切に行われなければ、異なるレベルの学習者が一クラスに混在してしまい、教師にとっても学習者にとっても苦労します。そのためプレースメント・テストは各教育機関の教育目標などに合わせて適切に実施されなければいけません。
参考文献
石田敏子(1992)『入門 日本語テスト法』17-18頁.大修館書店
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