6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

令和4年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(3)解説

令和4年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(3)解説

(3)「読みこと」

 「読む」が「読み」になってて活用が間違ってます。後ろが名詞「こと」だから連体形にしないといけなくて、だから「読む」じゃないといけません。

 1 「行く」が「行き」に (活用の誤り)
 2 「聞く」が「聞き」に (活用の誤り)
 3 「返さ」が「返し」に (活用の誤り)
 4 「写すべきではありません」が「写さないべきです」に (否定の位置が違うことによる誤り)

 選択肢4だけ誤り方が違います。
 したがって答えは4です。

 ちなみにこの問題見て思い出したんですけど、言語実態として否定の位置を変えて「写さないべき」という用例もちらほら見られるんです。だからこれを誤りとするのはどうかなーと思ったのんですが、規範的には確かに誤りですね。これについては「「べきだ」の否定形「~ないべきだ」は許容できる?」に。




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