熟達度テスト(proficiency test)
熟達度テスト(proficiency test)とは、受講した特定のカリキュラムやコースとは関係なく学習者の言語能力を試すテストのことです。プロフィシェンシー・テスト、能力テスト、能力試験とも呼ばれます。日本語の熟達度テストの例として日本語能力試験(JLPT)、BJTビジネス日本語能力テストなどがあります。
日本語能力試験は日本語を母語としない人の日本語能力を測定します。その際、日本語の文字や語彙、文法に関する知識に加え、それら知識を利用してコミュニケーション上の課題を遂行できるかどうかを重視しています。BJTビジネス日本語能力テストはビジネス場面でのコミュニケーションの能力を測るテストです。このように熟達度テストは全体的な語学力を測定したり、ある特定の領域で必要とされる語学力を測定するための試験です。
参考文献
石田敏子(1992)『入門 日本語テスト法』18-20頁.大修館書店
中村洋一(2002)『テストで言語能力は測れるか―言語テストデータ分析入門』25頁.桐原書店
日本語能力試験 JLPT
BJTビジネス日本語能力テスト
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