平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(13)解説
(13)内の関係・外の関係
名詞修飾節内の述語と被修飾名詞間に何らかの格関係が認められるようなものを内の関係と呼び、格関係がないものを外の関係と言います。
選択肢1
名詞修飾節「小物を入れる」の述語「入れる」と、被修飾名詞「箱」の間にはニ格の関係があります。
→箱に入れる
選択肢2
名詞修飾節「昨日読んだ」の述語「読んだ」と、被修飾名詞「本」の間にはヲ格の関係があります。
→本を読んだ
選択肢3
名詞修飾節「初めて会った」の述語「会った」と、被修飾名詞「公園」の間にはデ格の関係があります。
→公園で会った
選択肢4
名詞修飾節「階段を下りる」の述語「下りる」と、被修飾名詞「音」の間には格関係がありません。
→音?下りる
選択肢5
名詞修飾節「遅刻した」の述語「遅刻した」と、被修飾名詞「人」の間にはガ格の関係があります。
→人が遅刻した
選択肢4だけが外の関係でした。答えは4です。
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