【練習問題】(805)格助詞
格助詞に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 「を」に加え「に」も動作の対象を表す用法を持つ。
2 「は」は「は」で示された要素と同類の要素との違いを示す用法を持つ。
3 「で」には起因・根拠を表す用法があるが、「に」にはない。
4 「に」は述語の動作が行われる場所を表し、「で」は存在主体の存在場所を表す。
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解説
選択肢1
「ケーキを食べる」の「を」は動作の対象
「親にはむかう」の「に」も動作の対象
どちらも動作対象を表す用法ありなのでこれが答えです。
選択肢2
「私は、海は好きです」が同類の要素との違いを表す対比の用法です。これは「海」と対比された「山」などが嫌いだと言う意味を暗示します。
だからこれも合ってそうですが… 残念ながら「は」は格助詞ではありませんので格助詞の記述としては不適当。錯乱肢でした。
選択肢3
「雨で中止になった」の「で」が起因・根拠の用法。
「試験の難しさに驚く」の「に」も起因・根拠の用法。
どちらもあるので間違い。
選択肢4
「公園で走る」のように、「で」は述語「走る」の動作場所を表します。
「机の上にリンゴがある」のように、存在主体「りんご」の存在場所は「に」で表されます。このとき述語は存在動詞です。
だから逆。
したがって答えは1です。
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