6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

適性処遇交互作用とは?

適性処遇交互作用(aptitude-treatment interaction)

 適性処遇交互作用(aptitude-treatment interaction)とは、学習者の適性(aptitude)と処遇(treatment)には相互作用が存在するという考え方のことです。ここでいう適性はいわゆる言語適性だけを指すのではなく、学習者の年齢、性別、ビリーフ、動機づけ、認知スタイル学習ストラテジーなどの特性を指しています。学習者の適性と処遇(指導)が合えば合うほど指導の効果は大きくなり、そうでなければ小さくなると考えます。

参考文献

 Cronbach, L. J. (1957). The two disciplines of scientific psychology, American Psychologist, 12, 671-684.
 小林明子・福田倫子・向山陽子・鈴木伸子(2017)『日本語教育に役立つ心理学入門』86-88頁.くろしお出版




コメント

コメントする