混淆(blending)/混交(contamination)とは?

混淆(blending)/混交(contamination)

 複数の語の一部だけを取り出して組み合わせ、新しい語を作ること混淆(blending)、混交(contamination)、もしくは混成と言います。混淆はもともと個人の言い間違いや記憶違いから生じるとされています。例えば、「やぶく」は「やぶる」の「やぶ」と「さ」の「く」が混淆して作られた語です。以下は日本語の例で、混淆した部分を下線部で表しています。

 (1) やぶる + さ > やぶく
 (2) とらえる + つかまえる > とらまえる
 (3) てる + こねる > ごねる    (国立国語研究所 1985: 66-67)

 以下は英語の例です。例えば smog は、smoke の sm と fog の og の混淆によって造られた語です。混淆した部分は下線部で表しています。

 (4) smoke + fog > smog
 (5) breakfast + lunch > brunch     (西原 2012: 59)
 (6) motorists + hotel > motel
 (7) stagnation + inflation > stagflation (国立国語研究所 1985: 67)

参考文献

 国立国語研究所(1985)『語彙の研究と教育(下)』66-67頁.大蔵省印刷局
 西原哲雄(2012)「語の構造について-形態論-」『言語学入門(朝倉日英対照言語学シリーズ1)』59頁.朝倉書店




コメント

コメントする