日本語Q&A
質問者さん(中国)
管理人
一項形容詞は全て「が」が必要

(1) 空が赤い。
(2) 川が浅い。
(3) 仕事が忙しい。
(4) 景色が美しい。
「赤い」とか「浅い」とか、多くの形容詞(イ形容詞とナ形容詞)は、その性質や感情、感覚の主体を表す名詞だけを補語として「が」でとります。分かりやすく言い換えると、これらの動詞は「~が+形容詞」の文型になります。このタイプの形容詞は一項形容詞なんて呼ばれたりします。多くの形容詞は一項形容詞で形容詞の前に「が」が来きます。ただし、形容詞の直前に「が」が来るとは限りません。「景色がとても美しい」みたいに副詞が入り込むことだってあります。それでも「~が+形容詞」という文型は変わってはいません。
二項形容詞は「が」の他にもう一つ格助詞が必要
ただ、形容詞の中にはその性質や感情、感覚の主体を表す名詞を補語として「が」でとりつつ、さらにその性質や感情、感覚の対象を補語として別にとる2項形容詞もあります。
(5) 父親は妹に甘い。 (父親が妹に甘い)
(6) 私は暑さに強い。 (私が暑さに強い)
(7) 母親は弟に優しい。 (母親が弟に優しい)
(8) 彼は佐藤さんに夢中。 (彼が佐藤さんに夢中)
例えば「甘い」「強い」などは〔-が-に〕型。ガ格名詞は性質や感情、感覚の主体、ニ格名詞はその性質や感情、感覚の対象を表します。このタイプの形容詞は基本的に形容詞の前に「が」は来なくて、「に」が来ます。
(9) 家は学校から近い。 (家が学校から近い)
(10) 家は学校から遠い。 (家が学校から遠い)
「近い」「遠い」などは〔-が-から〕型。これも形容詞の前に「が」は基本来ないです。
(11) 私は彼と親しい。 (私が彼と親しい)
(12) 息子は父親とそっくり。 (息子が父親ととそっくり)
(13) 私は彼と無関係。 (私が彼と無関係)
「親しい」「そっくり」などは〔-が-と〕型です。これも基本形容詞の前に「が」は基本来ないです。
※形容詞の前に「が」は基本来ないと言ったのは語順が前後して「が」が来るケースがあるから。例えば「佐藤さんに彼は夢中(佐藤さんに彼が夢中)」とか、「彼と私は無関係(彼と私が無関係)」なんて言い方も可能。こうしたケースは形容詞の前に「が」が来てるけど、たぶんこれはご質問の意図とは違うと思われます。今回はその意図をくみとってまとめました。

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