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令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題6解説

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令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題6解説

問1 CEFR B2レベル

 CEFRのレベルについては「CEFRの共通参照レベル:全体的な尺度」をご覧になるといいです。

選択肢1

 身近なテーマの主要点が理解できるっていう点はB2よりも低いレベルだと感じます。講義であることはちょっと難しいポイントにもなるので、B1くらいでしょうか。

選択肢2

 かなり長い高度な… しかも含意も含めて。これは最高レベルC2間違いなし。

選択肢3

 どのようなテーマでも内容が理解できる。すさまじいレベル。選択肢2よりは劣りますが、C1レベルくらいではないかと思います。

選択肢4

 これがB2でしょう。上記の資料B2のところには「自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの主要な内容を理解できる」と書かれていて、この選択肢の内容とほぼ合致します。

 答えは4です。

問2 前作業

 講義のテーマについてまず学習者で話し合ってもらう目的は、いわゆる背景知識の活性化プライミング効果を期待したものです。先に関連する話題に触れておくと、その後に行われる聴解活動がスムーズに行いやすくなります。

 1 この授業の目的はイントネーションやアクセントではないので間違い
 2 コミュニケーションに関する授業だから形式に注意させるのはちょっとズレてる
 3 話し合わせてアイスブレイク、というのはあり得るけど、これは主たる目的ではない
 4 これが答え。

 答えは4です。

問3 ペア活動の効果

 1 他人に話すことで自分の考えが整理できます。これは正しい。
 2 盲点でしたが、そういう学びも確かにありますね。これも正しい。
 3 先生とペアになるわけじゃないので、学習状況は分かりません。これは間違い。
 4 たしかに別の学習者から得られる知識もありそうです。これは正しい。

 答えは3です。

問4 聞く力の評価

選択肢1

 聞いたものをそのまま話すのが再生です。再生するためには聞いたものを記憶しなければいけないので、「記憶が結果に影響せず」という部分は明らかに間違い。この選択肢は間違い。

選択肢2

 聴解をやった後に自分がどのくらいできたかを自己評価表で評価するわけですね。自己評価表は自分でするものなので、その結果はほかの学習者と比較されず、主観的で絶対的な評価になります。だから「結果を相対化せず」という部分は正しい。また、どのくらい目標を達成できたかを各学習者が評価するという後件の内容も正しいです。この選択肢が答え。

選択肢3

 1~4の中から一つ選べ、みたいなのが多肢選択式テストです。答えがまったく分からないとき、選択肢が4つだったら25%の確率でまぐれ当たりが生じます。結果は偶然に左右されるので、「偶然に左右されず」とする部分が間違い。この選択肢はダメ。

選択肢4

 ディクテーションは音声を聞いて、聞いたままを書き取る活動。聞いた内容を書きとるためには、当該文法を理解しているほうが当然聞き取りやすくなりますし、また漢字などを書く能力が高くないとディクテーションがスムーズに進みません。「文法能力や書く力に左右されず」とする部分は間違い。この選択肢は不適当です。

 答えは2です。

問5 会話のための聴解の指導

選択肢1

 この選択肢の内容はなるほど、と思いました。日本語では聞き手はよく相槌を打ったり、話し手の言った内容を繰り返したりするんですけど、そういう行動も含めて指導する目的で聴解問題をするという内容ですね。これは盲点。そういう聴解の使い方もあるのかーと勉強になりました。これが答えです。

選択肢2

 練習の段階から緊張度が高い状態を作る必要はないし、そういう状況だと聞いた会話を即時に理解しにくくなってしまいますから、なんか変なこと言ってます。この選択肢は間違い。

選択肢3

 会話の聞き取りにはトップダウン処理とボトムアップ処理を両方使って対応したほうがいいので、どっちかに絞って指導するのは間違い。どっちかができない人に対しては、できない方を指導するなんていうことはあり得ますが。この選択肢は間違い。

選択肢4

 音韻面を強化したいなら、様々な人のイントネーション、リズム、間などを聞いたほうがいいと思います。この選択肢は間違い。

 答えは1です。




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