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令和5年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

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令和5年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

問1 テーマに関する資料や文献

選択肢1

 特に説明することもないくらい当たり前のことで、これが答えです。

選択肢2

 何かデータを分析するときに、そのデータ量が少ないと分析結果が信頼できなくなります。例えば、〇〇大学の学生の身長の平均を知りたいというときに、〇〇大学の学生20人からしかデータが集めなかったとすると本当にその20名で全体の身長の平均を代表できる?って思いますよね。だから少ないデータから得られる結果は一般化して考えられないんです。
 この選択肢は間違い。

選択肢3

 ネットのデータは参考文献として利用してもいいです。「使用しない」というのが間違い。ただしネットのデータは管理人がいつでも編集できるので、参考文献に書く場合はアクセスした日付などの情報が別途必要になります。
 この選択肢は間違い。

選択肢4

 googleを使うかyahooを使うかbingを使うか… みたいなことだと思いますけど、どれ使ってもいいし、逆に言えばいろんなところから情報を集めたほうがいいので一つだけしか使っちゃダメみたいな制約はありません。あと検索しても欲しい情報が出てこなければ検索方法を適宜変えたほうがいいです。
 この選択肢は間違い。

 答えは1です。

問2 「なぜ若者は政治参加に消極的なのか」

 レポートのタイトルが「なぜ若者は政治参加に消極的なのか」だったら客観性に欠けます。「若者」っていう主語も大きいし、どういう根拠をもって消極的って言ってるのか気になります。こういうテーマを持ってきた学生にする指導として不適切なのは…

選択肢1

この選択肢の指導は適当です。「消極的」ってタイトルで決めつけた言い方をしてそれを前提にして論を展開するんでしょうけど、この前提(若者は消極的か)がそもそも正しいかどうか分かりません。調査対象を決めて、何がどうだったら政治に消極的だと判断できるのかの基準も決めて、アンケートなり取ってきて、その結果からようやく積極的と消極的の割合が分かるはずです。

選択肢2

 レポートでは二者択一の答えを自分なりに導いてもいいし、「なぜ」に対して考えを述べてもいいです。「なぜ」の問いがダメな理由がない。この選択肢は間違い。

選択肢3

 この指導は適当です。「政治参加」が何を指すのか定義する必要があります。選択肢にもあるように選挙に参加したかどうか、あるいはSNSなどで政治に関する内容を発信するか、住んでいるところの議会を見に行ったことがあるかとか、どれをどのくらい満たせば「政治参加」と呼べるのか曖昧になってます。

選択肢4

 この指導は適当です。「今の若い人は…」みたいな言い方と同じで、「若者」といっても全員が全員そうじゃない。

 答えは2です。

問3 レポートのアウトライン

 アウトラインは輪郭、この場合はレポートのアウトラインと言ってるので「概要」くらいの意味です。
 この活動ではレポートを書くにあたってまずアウトラインを考えさせるようです。しかも一人じゃなく、ピア・レスポンスで。ピア・レスポンスとは書いたものを共有してフィードバックをもらい、修正してまたフィードバックをもらい… というのを繰り返す活動です。このときの留意点として正しいものは…

 1 詳しく説明してもいいよ
 2 これが正しい答え。どこを重点的にフィードバックしてほしいのか聞くのはよし。
 3 具体的な提案はしてもいいよ
 4 個人の意見を言ってもいいよ

 答えは2です。

問4 レポート本文の作成

 参考文献を引用するときのルールについて

選択肢1

 これが答えです。論文とか本とかでも誤植はたまに見られます。その部分を引用するときは誤植のまま一字一句同じで引用します。その際、自分の誤植でないことを示すために「(ママ)」とつけておくのがルールとなっています。誤植の部分を訂正して引用したら、それはもはや引用じゃないです。引用はそのまんま引用すること。

選択肢2

 参考文献の内容も批判的に読まないといけません。信頼できるかどうかは、論理的に論述できていて、誰が見てもそうだねって思える内容なのかどうかで判断しましょう。この選択肢は間違い。

選択肢3

 同じようなことを繰り返してる部分があったら、それを書いた人にとっては重要だったのかもしれませんね。それを直接引用するなら一字一句同じで、繰り返しも含めて引用します。間接引用だったらある程度自分の言葉に言い換えて引用する形を取るので、必ずしも同じことを繰り返し言わなくてもいいです。
 この選択肢は間違い。

選択肢4

 直接引用にしても間接引用んしいても、引用した後に自分の解釈を入れてもOK
 この選択肢は間違い。

 答えは1です。

問5 レポートのタイトル

 1 「タイトル ~副題~」 ってやつですね。これは適当。
 2 その通り。分かりやすい表現が望ましい。
 3 これも正しいです。誰かがもう言ってることをレポートにしてもしょうがないので、どこか独自性がないと。
 4 レポートを読むような人はほとんどその分野に精通している人に限られます。だから多様な読み手を意識する必要はないです。また、その分野で使われている専門用語は積極的に使ったほうがいいです。

 答えは4です。




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