令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(4)解説
(4)音便
音便はこういうやつ。
書く → 書きて → 書いて(イ音便)
買う → 買いて → 買って(促音便)
噛む → 噛みて → 噛んで(撥音便)
最後が「い」に変わるからイ音便、「っ」に変わるから促音便というように、変化した後の音を見れば音便の種類が分かります。動詞なら五段動詞のテ形に見られる現象です。
各選択肢をテ形にして何の音便が生じているか見てみましょう。
1 書く → 書きて → 書いて (イ音便)
2 蹴る → 蹴りて → 蹴って (促音便)
3 話す → 話して (音便なし!)
4 住む → 住みて → 住んで (撥音便)
5 洗う → 洗いて → 洗って (促音便)
選択肢3だけ音便化しません。実は「す」で終わる五段動詞は全部音便化しない。
したがって答えは3です。
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