【練習問題】(93)意味拡張
「お風呂が沸いた」と同じタイプの意味拡張の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 あの日動き出した歯車
2 飼い犬が虹の橋を渡った。
3 人生とはギャンブルだ。
4 友人宅で鍋を食べた。
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解説
シミリー直喩 | 「~みたいな」「~のような」「~の如く」等を使って直接別のものに喩える比喩の一種。 | わたあめみたいな雲が浮かんでいる |
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メタファー隠喩 | 物事のある側面から連想した類似性に基づく具体的なイメージを用いて、抽象的な物事を表す比喩の一種。 | 頭が真っ白になる |
メトニミー換喩 | 様々な概念の隣接性に基づいて物事を表す比喩の一種。換喩には入れ物で中身を示すものや、結果で原因を表すものなどの様々なパターンがある。 | パトカーに捕まった |
シネクドキー提喩 | 上位概念を下位概念で、また下位概念を上位概念で言い換える比喩の一種。 | 花見に行く |
「お風呂が沸いた」は、正しくは「お風呂のお湯が沸いた」です。これは入れ物で中身を表すメトニミー。
1 人生の一部と歯車の類似性 → メタファー
2 死との類似性 → メタファー
3 予想できないこととの類似性 → メタファー
4 「鍋」で鍋の中身を指すメトニミー
したがって答えは4です。
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