6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題2解説

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平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題2解説

1番

 「いつ」と聞いているので「来月」にプロミネンスを置くべきですが、「帰る」が強調されています。
 プロミネンスに誤りがあります。
 答えはbです。

2番

 「未満」を「みまん」のアクセントで発音しています。本来は「まん」。
 答えはcです。

3番

 「ちょっと」が「ちょと」になる誤りです。拍が短くなっています。
 答えはaです。

4番

 「きなかった」と言ってます。本来は「なかった」というべき。アクセントに問題があります。
 答えはcです。

5番

 承諾の「いいですよ」は文末イントネーションが上昇調になって「いいですよ⤴」というべきです。この学習者はそうでなくて不機嫌な感じがします。
 答えはdです。

6番

 「行って」のアクセントに問題があります。「いって」と言ってますが、正しくは「ってみ」です。
 それと、「どこか」と聞いているので「あさひだけ」を強調すべきですが、「みて」を強く言ってます。
 プロミネンスとアクセントの下がり目がおかしい。

 でも公式の答えはbです。(なぜ?)




コメント

コメント一覧 (2件)

  • 6番がなぜbプロミネンスになるか分かりません。アクセントの間違いのような気もしてしまいます…

  • >akariさん
    コメントありがとうございます。
    「どこか」を聞いているので、「あさひだけ」を強調すべきですが、どうやら「みて」を強調しているみたいです。でも「いってみて」のアクセントもおかしいので、私はアクセントの誤りだと思っています。
    公式発表はプロミネンスですけど、欲を言えばプロミネンスとアクセントの誤りが欲しい…
    解説修正しておきます。

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