6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【練習問題】(89)直接受身

【練習問題】(89)直接受身

【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
 
【直接受身】
 1 私はよく「O型でしょ?」と言われる。
 2 風によって帽子が飛ばされた。
 3 眠気に襲われる。
 4 授業後、先生に呼び出された。
 5 彼は能力不足で試用期間中に解雇された。











解説

選択肢1

 【受身文】私は Aに よく 「O型でしょ?」と 言われる。
 【能動文】Aは 私に よく 「O型でしょ?」と 言う。
 直接対応する能動文があるので直接受身。

選択肢2

 「飛ぶ」は自動詞なので、間接受身の自動詞の受身。
 能動文は「風が帽子を飛ばした」となり対応する能動文が作れましたが、自動詞「飛ぶ」を使っている以上間接受身の自動詞の受身に分類されます。だって風が自分の帽子を飛ばして、帽子を飛ばされた自分が風によって間接的に被害を被っているからです。

選択肢3

 【受身文】Aは 眠気に 襲われる。
 【能動文】眠気は Aを 襲う。
 直接対応する能動文があるので直接受身。

選択肢4

 【受身文】授業後、Aは先生に呼び出された。
 【能動文】授業後、先生はAを呼び出した。
 直接対応する能動文があるので直接受身。

選択肢5

 【受身文】彼は能力不足でBに試用期間中に解雇された。
 【能動文】Bは使用期間中に彼を能力不足で解雇した。
 直接対応する能動文があるので直接受身。

 したがって答えは2です。




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