【練習問題】(788)間接発話行為
間接発話行為の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 X:先生に改めてお伺いしたいんですけれども。
Y:はい、どうぞ。
2 X:すみません。今日は予約でいっぱいの状況です。
Y:分かりました。ではまた来ます。
3 X:基準を見直してみましょう。
Y:私もそう思います。
4 X:鏡の色っていったい何色なんですか?
Y:私にも分からないんです。
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解説
間接発話行為とは、字義的な意味以外の意味が現れる発話行為のことです。
選択肢2には間接発話行為が見られます。
「今日は予約でいっぱいの状況です」と言っているだけですが、その発話の裏には「だから入店できません」といった裏の意味が隠れていて、直接言わずに間接的に述べています。Yはそれを察して「また来ます」と言いました。
したがって答えは2です。
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