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【練習問題】(686)精緻化推論

【練習問題】(686)精緻化推論

精緻化推論の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 「足がつってしまった。もう走ることはできない」という文を読んで、足がつった人と走ることができない人は同一人物だということを推論する。
 2 「雨が降り出した。洗濯物は取り込んでいない」という文を読んで、取り込んでいない洗濯物が雨に濡れるだろうと推論する。
 3 「髪の毛を切った。周りからの評判がいい」という文を読んで、肩のあたりまで切った髪を友達に褒められている場面を推論する。
 4 「辞書を開いた。しかしそこには無かった」という文を読んで、「そこ」が「辞書」であり、調べたい語が辞書の中になかったと推論する。











解説

 橋渡し推論は当たり前の推論。誰でもそのように考えるタイプの推論です。
 精緻化推論は人によって異なります。

 1 橋渡し推論 (当たり前)
 2 橋渡し推論 (当たり前)
 3 精緻化推論 (髪の長さがどのくらいかは人によって想像が違う)
 4 橋渡し推論 (当たり前)

 選択肢3では、褒められている場面を想像しない人だっています。より具体的なイメージを伴うのが精緻化推論です。
 したがって答えは3です。




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