6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【練習問題】(38)デ格の用法

【練習問題】(38)デ格の用法

【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
 
【デ格の用法】
 1 竣工式を施設1階執り行う。
 2 新入社員を部署全体育てる。
 3 持ち物検査が各寮行われた。
 4 試験を最寄りの大学受けた。
 5 日が沈むのを海岸通り見た。











解説

 1 動作の場所の「で」
 2 動作の主体の「で」 (「育てる」という動作をするのは部署全体)
 3 動作の場所の「で」
 4 動作の場所の「で」
 5 動作の場所の「で」

 場所の「で」と主体の「で」を見極めるのはちょっと大変。選択肢2だけ「が」に置き換えても意味が通じます。「が」に置き換えられるということは主体を表しているということ。つまり「育てる」という動作を行う主体が「部署全体」なんです。選択肢2の「で」は場所として理解することはできません。もし場所として理解するなら、「育てる」という動作を行う場所が「部署全体」という解釈になってしまいます。

 したがって答えは2です。




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