次の毎日のんびり勉強会は5月9日(木)20時から。テーマは「名詞のアクセント型」

畳語とは?

畳語(じょうご)

 畳語とは、複合語の一種で、一つの自由形態素を反復し、複合することで作られた語のことです。畳語には「人々」「山々」などの名詞の反復、「休み休み」「生き生き」などなど動詞連用形の反復、「近々」「細々」などの形容詞語幹の反復、「まだまだ」「まずまず」などの副詞の反復が見られます。「キラキラ」「おどおど」「どんどん」なども畳語ですが、一般にこれらはオノマトペ、もしくは音象徴語と呼ばれ、畳語における分布率が高いことで知られています(玉村 2018: 219)。

 (1) 人々    (名詞の反復)
 (2) 休み休み  (動詞連用形の反復)
 (3) 近々    (形容詞語幹の反復)
 (4) まだまだ  (副詞の反復)
 (5) キラキラ  (音象徴語:オノマトペ)

参考文献

 玉村文郎(2018)「対照語彙論」『朝倉日本語講座4 語彙・意味』208-235頁,朝倉書店
 国立国語研究所(1985)『語彙の研究と教育(下)』61-66頁.大蔵省印刷局
 森山卓郎・渋谷勝己(2020)『明解日本語学辞典』69頁.三省堂




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