6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題16解説

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平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題16解説

問1 定住外国人

 第2次世界大戦後のサンフランシスコ講和条約の発効(1952年4月28日)に伴い、朝鮮半島出身者は日本国籍を離脱し、これによって在留外国人のうち韓国・朝鮮の国籍を持つ人の割合が最も多くなりました。

 答えは2です。

問2 インドシナ難民

 「難民に対する日本語教育 | 文化庁」には条約難民に対する日本語教育事業として次の3つを実施していることが書かれています。

 選択肢1は[2]、選択肢2は[3]、選択肢4は[1]に該当します。選択肢3の記述はありません。
 答えは3です。

問3 外国人集住都市会議

 「2016年度外国人集住都市会議とよはし | 外国人集住都市会議」には、2016年に愛知県豊橋市で「2016年度外国人集住都市会議とよはし」を開催し、「豊橋宣言」を採択したことが書かれています。

 答えは2です。

 ※魚拓

問4 多文化共生

 「多文化共生の推進に関する研究会報告書 ~地域における多文化共生の推進に向けて~」の5ページにはこのような記述があります。

    ア   には「文化的ちがい」、   イ   には「対等な関係」が入ります。
 答えは3です。

 ※魚拓

問5 エンパワーメント

 ここでいうパワーとは、自分の生活を決める要因をコントロールする能力のことです。文章中に「外国人のエンパワーメント」とありますが、これが外国人などのパワーを持たない人が自分の生活をコントロールする能力を獲得して、社会参加を実現することを意味します。

 1 自分の力を発揮できる環境を作るみたいなことが書かれています。これがエンパワーメント。
 2 ???
 3 ???
 4 ???

 答えは1です。

 




コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今日はお礼の気持ちを伝えたくてコメントを残します。

    私は2017年に夫に帯同しシンガポールに来て、なにか新しいことを始めたいと思い、日本語教育能力検定合格を目標に勉強し始めました。
    去年、日本語教育能力検定試験に初めて挑戦し、なんとか1回で合格できました。
    来月6月から週に1回初心者に授業をすることになったのですが、まず授業が始まる前にやろうと思ったことが昨年の試験の復習でした。
    検索していた時に先生のウェブサイトを見つけることができ、参考にさせていただきました。
    今は塾で日本人の子どもたちに英語を教えているので、どうしても日本語の勉強が後回しになっていたのですが、この復習のおかげで日本語教育への熱も戻ってき、毎日少しずつの勉強を取り戻し始めました。
    先生のように知識・経験ともに高いレベルに到達するためには長い時間がかかりますが、日々学び、自分自身成長していかなければと身の引き締まる思いです。

    長くなりましたが、本当にありがとうございました。
    これからも過去の記事を拝読し、勉強させていただきます。

    • >ゆいさん
      コメントありがとうございます!
      私も日本語教師歴4年でまだまだ分からないこともたくさんありますし、実は記事に書いていないだけで色んな失敗しています。ぜひ一緒に頑張りましょう!

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