6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題2解説

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平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題2解説

1番

 誰に会いたいか聞いているので「家族」を強調すべきですが、「会いたい」を強調して言っています。プロミネンスの誤りが見られます。また、「会いったい」と不要な促音があるため拍の長さが変わっています。
 答えはbです。

2番

 「疲れちゃたんです」と促音が欠落して拍の長さが変わっています。また、「れ」の後にアクセントの下がり目が来るべきですが、「た」の後になっています。
 答えはdです。

3番

 「明日」を強調すべきですが「行こうよ」を強調しています。プロミネンスの誤りです。
 答えはb

4番

 「うさぎがいます」を「低高高低低高高」で発音していますが、本来は「低高高高低高高」です。アクセントの下がり目に問題があります。
 答えはbです。

5番

 「すごく」を強調すべきですが、「大変」を強調しています。プロミネンスの誤りです。
 また、「大変でした」は「低高高高高低低」と発音すべきですが、「低高高高低低低」となっています。アクセントの下がり目に問題があります。
 答えはcです。

6番

 「低高高高低高高低低」と発音すべきですが「低高高高低高低低低⤴」と発音しています。
 アクセントにも問題がありますし、文末にも不要な上昇調イントネーションがあります。
 答えはdです。




コメント

コメント一覧 (2件)

  • 「疲れちゃったんです」という時
    (拍の長さは不自然ですが)山口県では、音声のように発声することは不自然ではありません。
    アクセントの下がり目が「た」の後にきます。
    うっかり間違えるところでした。
    方言こわい。

    • >いわしさん
      奇跡みたいなことですね! どこかの方言になってしまうことまで回避する問題の作られ方はしてないんですね。
      私も自分の方言の問題いつか聞いてみたいです。

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