6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(9)解説

平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(9)解説

(9)テ形の音便化

 動テ形を作るときに生じる音便は、イ音便、撥音便、促音便の3種類です!

 【イ音便】書く → 書きて → 書
 【撥音便】噛む → 噛みて → 噛
 【促音便】勝つ → 勝ちて → 勝

 「書く」はテ形にすると「書いて」となり、「い」が現れます。最終的に「い」に変わってるからイ音便。音便というと難しそうな感じがするかもしれませんが、最終的な音によってこうやって分類できます。では各選択肢をテ形にしてみて、どの種類の音便が出てるか見てみましょう。

 1 歩く → 歩きて → 歩て (イ音便)
 2 話す → 話して (音便なし)
 3 飲む → 飲みて → 飲で (撥音便)
 4 鳴る → 鳴りて → 鳴て (促音便)
 5 呼ぶ → 呼びて → 呼で (撥音便)

 「話して」だけは音便化してません。「す」で終わる五段動詞は音便化しないんです。
 したがって答えは2です。




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