6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(4)解説

平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(4)解説

(4)寒いそうです

 「~そう」は伝聞と様態の用法があります。伝聞は「イ形普通形+そう」ですが、様態は「イ形語幹+そう」です。似ているようで接続が違います。
 この問題文の学習者は伝聞と様態の接続を混同してます。正しくは「寒そうです」と言わなければいけません。

 1 伝聞と様態の混同
 2 伝聞と様態の混同
 3 様態の「そう」と推測の「よう」の混同
 4 伝聞と様態の混同

 選択肢3では、「物音がした」ということから推測して「誰か帰ってきた」と言ってます。こういうときは推測の「よう」を使うべきです。この学習者はこれらの使い分けができてません。

 なので答えは3です。

 参考:【N4文法】~そうだ
 参考:【N4文法】~ようだ/ように/ような




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