6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題14解説

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平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題14解説

問1 5か国の言語に関する記述

選択肢1

 インドネシアの公用語はインドネシア語です。

選択肢2

 タイ語はタイ・カダイ語族に属し、東南アジア(タイ、ラオス、ベトナム)から中国南部で話されています。タイ・カダイ語族にはタイ語、ラーオ語があり、その他多数の少数民族の言語も含みます。一方、朝鮮語は朝鮮語族に属し、朝鮮半島で話されています。朝鮮語、済州語が含まれます。
 タイ語と朝鮮語は別々の語族に属しています。

選択肢3

 フィリピンの公用語であるフィリピノ語の基となったのがタガログ語です。
 カタログ語とフィリピノ語が逆になっています。

選択肢4

 正しいです。例えばベトナムの首都ハノイは「河内」と書かれ、中国語の発音に酷似しています。また川の中の都市という意味も漢字の通りです。

 したがって答えは4です。

問2 同一宗教を信仰する国民が8割を超える国

 1 イスラム教徒が87.21%
 2 仏教徒が94%
 3 カトリック教徒が83%
 4 多い順に仏教,カトリック,カオダイ教他(%表記なし)

 80%を超えてないのは4だけ。
 答えは4です。

 参考:インドネシア基礎データ|外務省
 参考:タイ基礎データ|外務省
 参考:フィリピン基礎データ|外務省
 参考:ベトナム基礎データ|外務省

問3 日本軍政下で日本語教育が行われなかった国

 インドネシア、フィリピン、マレーシアは第二次世界大戦・太平洋戦争で一時的に日本の占領地とされていました。
 したがって答えは2です。

問4 5か国に対して日本政府が行っている事業

24か国・25の海外拠点(うち2ヵ所はアジアセンター連絡事務所)と、国内の附属機関・支部を足がかりに、世界各国の在外公館、日本語教育機関や文化交流機関等と緊密に連携をとりながら、グローバルに活動を展開しています。
 - 国際交流基金 – 世界の拠点紹介より引用

 したがって答えは3です。

問5 ポップカルチャー

 JKT48は、インドネシアのジャカルタを中心に活動している女性アイドルグループです。2011年に結成されました。
 したがって答えは1です。

 この問題なんですか… 問題の数合わせで手抜きって感じがします。

 




コメント

コメント一覧 (2件)

    • >あきさん
      確認しましたら選択肢4はマレーシアの情報を書いてました。
      外務省のデータによるとベトナムの宗教の比率が書かれていませんでしたので分かりませんが、その他が80%を超えているので… ということで答えは4になります。
      大変失礼いたしました。

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