11月7日の毎日のんびり勉強会のテーマは「動詞の活用とグループ」。誰でも参加可! 詳しくはこちら

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題10解説

目次

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題10解説

問1 異文化適応に関わる問題への対応

 以前はどうだったかというのは知識として無い場合は、もっともらしい選択肢を選ぶしかありません。
 以前は解決することが主流でしたが、現在では予防することが重要視されています。
 したがって答えは1です。

問2 ピア・サポート

 ピア・サポートとは、問題を抱えている人に対して、その問題を解決する案を出してあげたり、何がその問題を引き起こしたのか明らかにしたり、関係するすべての人によって望ましい状況を目指すサポートのことです。

選択肢1

 正しい記述です。学校であれば、生徒が抱えている問題に対しては他の生徒が対応する形でピア・サポートを行います。

選択肢2

 正しいです。ピア・サポートは関係するすべての人の間で行えるものです。例えば学校であれば、生徒、教師はもちろん、生徒の保護者、教師を管理する管理職の人も参加できます。

選択肢3

 できないことはないかな、という感じ。

選択肢4

 ピア・サポートでは、ピア・サポーターが他者への思いやりと責任をもってサポートを行います。指示するような人はいません。また、ピア・サポートははじめは誰でもできるわけじゃないので、ピア・サポートができるようになるためにピア・サポート・トレーニングを行います。これが「特別なトレーニング」です。この選択肢は不適当。

 答えは4です。

問3 ソーシャル・サポート

 ソーシャル・サポートとは、社会的関係の中でやりとりされる個人への様々な支援のことです。ソーシャル・サポートは研究者によっていろんな分類がされていますが、基本的には「情緒的サポート」と「道具的サポート」との2つに大別されると考えられています。

 だから答えは4です。

問4 周囲の人々とのネットワーク

 ソーシャルサポートでは、その人の周囲にいる人ならいかなる人でも支援者となり得ます。現地の人なら現地での生活を支援してくれるかもしれません。同国出身者なら同じ気持ちを共有したり、同じ境遇について話し合ったりできます。他国出身者であっても同じく現地に訪れた外国人という共通項からサポートできることがあります。だから全員サポートの与え手となりうる存在です。

 答えは2です。

問5 人の話を聴くためのスキル

 1 相手の声質や表情に関心を向けて聞くのは良さそう
 2 反対の立場だったとしても相手の話を途中で遮るのは聴くスキルと逆です。
 3 正しい。双方向のやり取りがあると相手の話を促したりできますね
 4 急に話題を転換したりしないほうがいいです。関連した話のほうがいい。

 答えは3です。

 




コメント

コメントする

目次