平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題10解説
問1 文化的気づき
文化的気づき(カルチュラル・アウェアネス)とは、自分の習慣、価値観、行動様式などが自文化に拘束されていることに気付くことです。文化的気づきの度合いが高いと異文化についての理解も早くなり、自文化にやってきた人々に対して寛容に接することができるようになります。
したがって答えは3です。
問2 シミュレーション・ゲーム
異文化体験をさせるトレーニングの一種に異文化シミュレーションゲームがあります。実際に異文化に行ったときに起こる感情や行動などの変化を体験する目的で行われます。これが答え。
1 ポートフォリオ
2 「できない」と「できる」の間にある周囲の人が何かサポートをすればできるようになる最近接発達領域において、第三者が行う手助けのこと。
3 マイクロカウンセリング?
4 これが答え
答えは4です。
問3 文化一般的な内容と文化特異的な内容
異文化シミュレーションゲームを行う段階では…
選択肢1
特定文化で起きる特異的な内容を学んでも、どの文化でも共通して起きる一般的な内容も理解できるわけではありません。
選択肢2
逆です。特定文化で起きる特異的な内容は特別な教育が必要ですが、どの文化でも共通して起きる一般的な内容は経験から学べます。
選択肢3
正しいです。どちらも学んでおくといいです。
選択肢4
どの文化でも共通して起きる一般的な内容を学んでも、特定文化で起きる特異的な内容が推測できるようにはなりません。
答えは3です。
問4 ソーシャルサポート
社会的関係の中でやりとりされる学習者への支援のことをソーシャルサポートと言います。ホストからゲストに対するソーシャルサポートにはどんなものがあるでしょう。
1 間違いです。いずれのサポートにも効果が期待できます。
2 正しいです。気分転換させてあげるだけもよさそう。
3 正しいです。役立つ情報を提供するのはサポートの一種。
4 正しいです。必要な支援ができたら一番理想的です。
答えは1です。
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