6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

2023.06.15 吉野ケ里遺跡の発掘について聞いてみた

吉野ケ里遺跡の発掘の話

 昨日テレビで吉野ヶ里遺跡のニュースみてなんだか歴史的なやつだってことが分かったけど、実のところよく分かってない。そこで同じく院生で考古学やってる友人に聞いてみたら、すごい興奮して話してました。考古学といってもああやって棺とか人とか発掘するのもあるし、土器もあるし、いろいろあるらしい。その友人は炭化した稲をなんとかっていう研究だったから詳しい分類でいうと専門ではないけど、それでも弥生がなんとかーとか、まあすごいことなんだってことは私にも伝わりました。ただ、実際何を言ってたかは思い出せないし、意味は分からなかったから頭には入ってこなかったのが残念… ようするにロマンですね! 

月1で学内で勉強会しようっていう話

 今日英語学の友達と話をしてたんだけど、話があまりにも面白くて刺激的でした。英語学の用語と日本語学の用語が少しずつ違ったりしたのが新鮮で、そのあたりお互い話しながら埋め合わせてみたいな感じで議論できたのがよかったです。
 そこから発展して、月1でこういう情報共有、知識の共有をしようっていう話になり、突然だけど勉強会を学内で開くことにしました。言語系の学生は少なすぎるからまあ人は来ないかもしれないけど、うちわでやろうと思います。初回は6月29日、参加無料なんで、もし弘前近辺の人がいたら私にご連絡ください。学外の人でもご案内します!

外国語も見る

 いろいろ本を読んでいるとよく知らない言語の例を挙げたしてるのを見かけます。それってわりと珍しくない。すっげーこんな言語のことまで見てるんだって思ってたけど、今だんだん自分の中の考え方が変わってきました。日本語の正体を知るには外国語と照らし合わせることが一番早いんだと思う。日本語だけを見ていると言語の本質が見えてこないから。だから本とか論文にはそうやって他言語から引用して日本語との共通点を述べたり、相違点を明らかにしたりしてるんだと思う。だから他言語を隅々まで知ってるというわけではなくて、あくまで他言語のその部分だけを見てどうこうと言ってるだけなんだなーと。そのくらいだったら確かに私にもできそう。
 ぱっと思いつくだけでも、日本語標準語だけを見ていると能力可能と状況可能の区別を発見することは不可能(のはず)だけど、津軽方言ではこれをちゃんと区別する。津軽方言で区別する能力可能と状況可能は日本語標準語では区別しないんだって事実に気づくには、日本語標準語に加えて他言語(この場合津軽方言)の力が必要ってことですね。類型論が面白いってのはたぶんこのあたりなんだろうなあ。




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