【練習問題】(794)初級で扱える表現
初級で扱える表現の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 心が狭い
2 首が痛い
3 声を出す
4 耳を貸す
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解説
語彙自体は全ての初級で出てくるものですが、言葉は意味拡張して使われることもあり、その場合はレベルが上がります。
1 「狭い」は視空間の広がりに使いますが、ここでは「心」という抽象的な概念に使っています。
2 「首が痛い」は通常の用法。「耳が痛い」などだったら初級では扱えない意味になる。
3 「出す」は内から外への物の移動を表す用法が基本。でも「声」は物じゃないのでやや難しい。
4 「貸す」は内から外への物の貸与を表す用法が基本。でも「耳」は貸与できないので難しい。
それぞれの語がプロトタイプ的な意味(辞書に書かれているような第一義)で用いられているかどうかを見ます。非プロトタイプ的な用法は初級では扱わない方が良いです。
したがって答えは2です。
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