【練習問題】(715)意味拡張
語の意味拡張に関して、意味拡張の方法が他と異なるものはどれか。次の1~4の中から一つ選べ。
1 「コップに口をつけた?」
2 「あとでLINEします。」
3 「ああ、今のテスト、俺死んだわ。」
4 「車がパンクしました。」
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解説
意味拡張と聞いたら比喩を思い出さなければいけません。
シミリー直喩 | 「~みたいな」「~のような」「~の如く」等を使って直接別のものに喩える比喩の一種。 | わたあめみたいな雲が浮かんでいる |
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メタファー隠喩 | 物事のある側面から連想した類似性に基づく具体的なイメージを用いて、抽象的な物事を表す比喩の一種。 | 頭が真っ白になる |
メトニミー換喩 | 様々な概念の隣接性に基づいて物事を表す比喩の一種。換喩には入れ物で中身を示すものや、結果で原因を表すものなどの様々なパターンがある。 | パトカーに捕まった |
シネクドキー提喩 | 上位概念を下位概念で、また下位概念を上位概念で言い換える比喩の一種。 | 花見に行く |
選択肢1
コップ(の縁に)口をつける → 隣接性に基づくメトニミー(換喩)
選択肢2
「LINE」はアプリの名前ですが、「LINEする」といえばそのアプリでできること、つまりメッセージや通話を指すことができます。これは隣接性によるものでメトニミー(換喩)です。
選択肢3
実際に死んでないですが、テストの点数が悪くてダメな状態を比喩して「死んだ」と言っています。類似性に基づくメタファー(隠喩)です。
選択肢4
「車」がパンクするのではなく、「車のタイヤ」がパンクします。
これは隣接したものを指すメトニミー(換喩)です。
したがって答えは3です。
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